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Posted by さがファンブログ事務局 at

霧立越トレッキング

2012年08月23日

霧立越(「きりたちごえ」あるいは「きりたちごし」と呼ばれていることも
あるようです)とは九州脊梁山地の向坂山から白岩山、扇山を尾根
伝いに辿る古道のことで、平家の落人が逃れた椎葉越えの道、肥後
の馬見原から馬で物資を運んだ「駄賃つけ」の道、そして田原坂の
合戦で敗れた西郷隆盛が人吉に逃れた道でもあり、歴史に残る多く
の人たちが通った街道です。

 

歴史を秘めたこの古道を一度は辿ってみたいと思いつつも、今まで
なかなか機会に恵まれず、やっと霧立越トレッキングが実現しました。

土曜日は朝4時半に家を出て、案内していただく「やまめの里」を
目指しました。
今回は途中まで「霧立越の歴史と自然を考える会」のツアーに同行
させてもらい、残りは息子と2人でひたすら歩きました。

ツアーコンダクターの秋元会長さん(やまめの里の社長さん)は、
この古道の整備に尽力された最大の功労者であり、思い入れも深く
霧立越にまつわる逸話や草花などすべてのことに精通されていました。
普段のトレッキングでは素通りするようなところにもたくさんのポイ
ントがあり、感心しながら話を聞かせて頂きました。
日本の中でもここだけにしか生息してない草花や千年単位の地層が
表れている岩、道にころがっている化石、湿布薬のにおいがする
木の根などなど・・・。
また、道もきれいに整備されており、ポイントの表示も随所にあり、
行き先を間違えることがないように配慮されています。(感謝です)

最近は天気も不順で毎日のように夕立が降っていたそうですが、その
日だけは雨もなく1日中快晴で、しかも気温も20~23度前後と
いう絶好の登山日和。
高山植物群落で有名な白岩山、眺望絶景の扇山など、素晴らしい
ロケーションを楽しんできました。

前回のブログにも挙げていたように、下山後の旅館(えのはの家)で
のおもてなしや料理も最高で満足いく小旅行になりました。


 
草花や古道にまつわる説明を聞きながらのトレッキング

 
希少植物の宝庫である白岩山に登るためには鹿を入れないための柵の中へ

 

 
白岩山から先はツアーと別れて息子と2人旅に、整備された古道をひたすら歩く

 
随所にあるポイントを確認しながら、扇山の山小屋に到着


この行程最高の絶景ポイント、扇山山頂!

 
縄文時代から生えているかもの「縄文イチイ」

 
地層の見える奇岩や古道に転がっている化石

 
 
他では見ることのできない希少な植物たち

By Boss  


Posted by NPO鳳雛塾 at 19:01Comments(0)アウトドア